ブログ

運動する?しない?50代からの健康ライフは個人の自由

きっかけは人それぞれ

50代にもなると、なんでかやたらと「何か運動してますか?」って聞かれることが多くなった。その度に「まぁ、ジョギングくらいならはしてますよ」と答えるのだけれど、大体の反応が「すごいですね!!!」だ。内心「そんな、大したことでもないんだけどなぁ、、、、」と心の中でつぶやいている自分がいる。確かに、運動は20年以上続けている。最初は20代後半、当時の職場の友人に誘われて出たマラソン大会がきっかけだ。思い返せば学生時代にサッカーをしていたものだから「そこそこは走れるはず」という謎の自信に満ち溢れていた。あの時は、ただの好奇心と友人との勢いで、たまたま走っただけだったんだけど。でも結果は予想外。完走はしたものの、制限時間ギリギリ、心も体もボロボロの状態でのゴールという情けない結果に。でもそこから、なんとなく走り続けるようになって、気が付けばジョギングが習慣になっている。(健康のためになんて大義名分があったわけでもない)

続ける理由は人それぞれ

30代、40代の頃は、実は記録にも少しこだわっていた時期があった。マラソン大会に出るたびに、ちょっとでも前回のタイムを更新したい、なんて気持ちが芽生えていた。けれど、40代後半あたりから、どうも記録更新という目標設定も薄れてきた。今は「出たいな」と思ったら大会に出る程度。記録更新のためでもなく、ただ自分のペースで走る日常になっている。それでも、なぜかジョギングは辞められない。「体型維持のため」「健康のため」と理由を挙げればきりがないけど、実際のところは「走らないとなんだか気持ち悪い」「落ち着かない」というのが本音だったりする。おそらく、これが習慣ってやつなんだろう。世間ではよく「運動は健康に良い」とか「ストレス解消になる」とか「運動のメリット」が溢れている。雑誌を見てもテレビを見ても「健康によい」「メンタルに効く」「ストレス解消」運動の効能がさんざん取り上げられている。「50代からでも遅くない!運動習慣をつけよう」なんて特集もほんとよく目にする。でもね、結局それが続けられるかどうかは人それぞれで一つに決められるもんではないと思う。50代にもなると、自分にとって何が合っているか、何が合っていないかはなんとなく分かってくる。たとえば、「運動をしないほうがストレスがたまらない」という人だっている。全員が全員、体を動かしてリフレッシュできるわけではないのだ。

心地よさは人それぞれ

私の場合は、ジョギングをしていると心がリフレッシュするし、気分転換にもなる。(ジョギング後のシャワーは本当に気分爽快!)。オリックスが負けた日なんかは、気晴らしに走ることもある。悔しさも走って汗をかくと、少し収まって気持ちもスッキリする。リズムが取れるといったら大げさかもしれないが、走ることで日常のテンションがちょっと上がる気がする。ただ、これも全員に当てはまることではない。人によっては、運動せずに本を読んだり、映画を観たりして心のバランスをとっている人もいるだろうし、友人と話すだけでストレス発散になる人もいる。大事なのは、運動をすることで得られるものがその人にとっての「心地よさ」かどうかだと思うのだ。知り合いには、ジョギングとかはしないのだけどヨガで心身の統一を目指して取り組んでいる人がいる。走ったりする運動は一切しないけれど「彼は、これでリフレッシュでき心が落ち着く」と言う。それを聞くとなんだか「人それぞれなんだなぁ」としみじみ思った。運動することでリズムを取れる人もいれば、運動しないことでリズムが整う人もいる。どちらもるわけではないし、それで心地よく過ごせれば、それがその人にとっての「正解」何だと思う。だから、「運動を続ける秘訣って何ですか?」と聞かれると、つい「いや、秘訣なんてないんですけどね…」と答えてしまう。自分の場合は「走らないと気が済まないから続いてる」だけで、他の人には他の人の「心地よさ」があるんじゃないかと思う。

50代からは人それぞれ

運動を続けるかどうかは、その人の考え方とライフスタイル次第。50代を過ぎると、何でも「こうしなきゃ」というのが薄れてきて「自分がどう感じるか」いうのが一番大事だと気づく。わざわざ運動をしなくても健康に過ごせる人もいるし、運動してこそ日々が安定する人もいる。だから、運動するかしないかはその人の自由であり、義務でもない。自分が「これだ!」と思える方法で、健康や気分のバランスがとれれば、それで十分なんじゃないだろうか。この歳になると、世間の声や他人の意見に流されずに、自分のペースで生きるのが一番大切なことに気がついてくる。だからこそ、もし周囲から「運動しないとダメだよ」とか言われても、「いやいや、自分なりにやってますよ」と軽く流して、自分のやりたいようにやればいいんじゃないかと思う。50代のジョギング生活。誰かに見せるためでもなく、健康記事のモデルになるためでもなく、ただ自分の気持ちが悪くならないように続けている。自分が心からやりたいと思わなければ続かない。無理なく続ける。それで心が落ち着いていれば、それで十分じゃないかと思う。