~痛みの先に待つ快感~
50代で気づいた体のメンテナンスの大切さ
50代に入り「疲れがなかなか抜けない」という現実を痛感している。かつての「寝ればスッキリ」なんて奇跡はもう起こらない。朝起きれば肩はゴリゴリ、腰はバキバキ。「疲れがたまる」というより「コリが積み重なる」という表現が正しい。ストレッチや軽い運動では焼け石に水。このままでは老化一直線、、、、。そんな危機感に駆られ、たどり着いたのがリンパマッサージだった。
「良い店知らない?」
この年になってくると、同年代の人からよく「どこかいいマッサージ店とか知らない?」と聞かれることが多い。おすすめを聞かれると、本当は秘密にしておきたいけど、お気に入りのリンパマッサージ店を紹介する。しかし、その後の感想はほぼ決まっている。「痛すぎて、もう行かない」と(笑)。確かにあの店の施術は強烈。肩や腰をゴリゴリ攻められるたび「魂が抜けるかも」と思うほど痛い。でも、その先にある快感を一度知ってしまうと、もう戻れない。「激辛フード好き」(私は激辛は苦手)が辛さの沼にハマっていくように「激痛マッサージが好き」も激痛マッサージの沼にハマっていくのだ(私のように)。だから万人向けではないけれど、ハマる人(私のようなMの精神の持ち主)には最高のスポットだ。ただし紹介する際には必ずこう付け加える。「痛いよ、でも覚悟があるならどうぞ行ってみてください」と。予想通り今のところ、リピーターはゼロ(笑)。
圧巻のゴッドハンド
私の通うリンパマッサージ店では、まず紙パンツ一丁に着替えさせられる。鏡に映る自分の姿に情けなくなるが、施術が始まるとそんな感情は瞬時に吹き飛ぶ。セラピストの彼女は肩や腰を容赦なくゴリゴリ攻め立てながら、ひたすら「痛いですねー」と連呼する。優しい「痛くないですか?」なんて言葉は一切なし。でもその痛みに耐え抜くと、施術後には驚くほどの快感と軽さが待っている。彼女の「ゴッドハンド」は本当に圧巻!!
痛みの先に待つもの
普通のマッサージならリラックスが目的だが、彼女の施術は全然違う。「強烈」の一言だ。痛すぎて声が出そうになる。(でも時折、痛気持ちいい〜といったハイになる瞬間もある)でもそれは本当に一瞬でゆっくりまったりなんてことはほぼ不可能。「これ、本当にマッサージ?」と疑ったこともある。だが、施術が終わると信じられないほどのスッキリ感。彼女曰く「10キロマラソンと同じくらいのカロリーを消費していますよ〜」とのこと。実際、施術後は全身がヘトヘトになるが、それが妙に心地いい。そして数日後、肩や腰が軽くなり睡眠が驚くほど深くなる。この効果こそが自律神経のリセットなのだろうと勝手に納得している。この感覚を知ってしまったら、もう他の施術では物足りなくなる。
痛みを和らげるトーク
施術中、彼女はとにかく喋る。日常の愚痴、世間話、さらには際どい男女関係の話題など。最初は驚いたが、軽快なトークのおかげで痛みに集中する時間が減る。トークに引き込まれ「今どこを揉まれてたっけ?」と気づかない瞬間もある。ちなみに誤解がないように言っておくと、彼女との間にエロスは一切なし。ただ「痛みとエロトークのコラボ」という不思議な空間があるだけだ(笑)。
浮気して気づいたスペシャルな彼女
実は他店に浮気したこともある。「もっといいセラピストがいるかも」と思ったのだ。だが、どこも彼女の「ゴッドハンド」には敵わなかった。絶妙な強揉みと軽快なトーク。この二つが揃わないと何か物足りない。浮気して初めて、彼女の特別さを実感した。以来、他店には目もくれず、彼女一筋だ!!
奇跡の出会いに感謝
彼女との出会いは、宝くじの高額当選並みの奇跡だと思う(笑)。疲れた箇所をピンポイントで見抜き、痛みと快感を生み出すその技術には感動さえ覚える。数あるリンパマッサージの中で、ここまで効く人は稀有だろう。これからも彼女に体を任せていきたい。この貴重な出会いを大切にしていきたい。もちろん、もう浮気はしない。だってこの奇跡を失うわけにはいかないから(笑)。
最後に
50代で体のメンテナンスの重要性に気づき、始めたリンパマッサージ。最初は「痛いだけじゃないか」と思ったが、今では欠かせない存在になった。痛みの先に待つ快感とリフレッシュ感を知ると、もう戻れない。男の体もメンテが必要だと心から実感した体験談でした。